テコンドーにおける集中とは?テコンドーの力の原理その2

テコンドーの強さの秘密をお伝えします。今日は力の理論の一つ、集中。人間が力を最大限に出せるようにするための集中とは?そのメソッドを知ると、テコンドーがもっと楽しく面白くなりますよ。

テコンドーにおける力の集中

力の原理の6つの要素のうちの一つ、集中について取り上げてみましょう。

集中というと、集中力とか精神面を言われることが多いのですが、今日お話しするのはテコンドーにおける力の使い方のお話しです。

テコンドーの力の原理でいう集中とは

・自分の筋肉の力を使用する部位に集中させること

・力を相手の急所に集中させること

の二つです。

ゴムホースとか、水をいっぱい入れたビニール袋に穴をあけることを想像してください。

大きな穴だと、バシャっとその場に水がこぼれるだけ。
小さい穴にすればするほど、強く勢いよく、遠くに水が飛んでいくと思います。

出口を小さくすると、力が集中し、より強くなる。

テコンドーの力の出し方も、この穴から出る水と同じです。

力というのは、集中する時間が短ければ短いほど目標に向かい加速度がうまれ、打撃の力は大きくなります。

筋肉の力を使用する部位に集中させる

自分の全身の筋肉、そして、キックを出すのに重要な、腰と下腹部の筋肉の力を技で使用する部位に集中させます。

キックをするなら、そのキック一撃に全ての力を注入するのです。

しかも、相手に当たる瞬間に、です。

相手の急所に集中させる

一瞬に全力を集中させた技を、相手の急所にピンポイントで当てます

人間の体には、ここに技を当てたら、相手が動けなくなる!というポイントがあります。そこを的確に狙うのです。

もちろん、当道場ではライトコンタクト(当てる寸止め)で行うので、練習中に動けなくなることはありませんが・・・。

 

組手(マッソギ)では、相手の攻撃をかわしつつ、ピンポイントで自分の力を急所に集中させる攻防戦が見どころですよ。

百聞は一見に如かず 実際にどうやって力を集中させる練習をするのか?を、道場で体験してみてくださいね。

 

こちらも読むとよりわかる!:
テコンドーの力の原理1 反動力
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テコンドーの力の原理6 速度

 

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